40歳になった頃、子供が成長をして手が離れだしました。19歳から子育てが始まり青春時代は子供が中心。母としての自分でしかいなかったので、自分は何が大切でこれからどうしていきたいのかわからなくなってしまっていました。
そんな時、聖子先生のHPを見つけて
『さあ!輝く覚悟はできていますか?』この言葉にハッとさせられました。
わからない・・どうしよう・・ではなく、輝きたいなら覚悟しなきゃ!と・・。
そしてこんな風に思わせてくださった方のお話を聞きたい!講座へ行ったみたい!変わりたい!と思い受講を決めました。
講座の中で1番印象に残っているのはやっぱり市場調査です。
タイミングよく2回調査に回れたのですが、少し時期が違うだけで色々な商品に違いがあること、ショップや館それぞれに特徴のあることを知ることができました。
お客様のなりたいイメージを叶える上で大事になる生地感やシルエット、そこに加えるトレンドや必要な要素などは『その時その瞬間の市場』をきちんと1件1件見て回らなければ選べない事なのだなと感じました。
同時に、聖子先生は常にそこを大事にして、丁寧に丁寧に繰り返し下見をされている事がわかりとても印象に残っています。
講座以外で1番印象に残っているのは『私は買わせない』という聖子先生の言葉なんです。
パーソナルスタイリストは一般的にはコーディネートを整えお洋服を提案するお仕事。
洋服やアイテムは、あればあるほどいろんなコーディネートができるし困らないものだと単純に思っていました。
ですが『買わせない』『やめておきましょう!』この言葉を迷いなくおっしゃっている聖子先生。
本当にお似合いになるもの
きちんと整えられるもの
ワードローブに加わった後に活躍させられるか
イメージにあっているか
これらの全てをきちんと見極めて、その方の事をたくさん考えてご提案をされているのだと言葉の重みを感じられました。
そして何故という理由の部分までも丁寧に説明をして下さるので、今後同じような状況でも迷わないようになる。
私もこんな風に相手の気持ちに寄り添ってスタイリングをしていきたい
この言葉を私もきちんと伝えていきたいと強く思いました。
同期の中でペアを決めて実際にスタイリングをする実習は、緊張と不安に押しつぶされそうになりましたがペアさんの笑顔を見れた瞬間は本当に嬉しかったですし、お客様をこんな風に笑顔にしていきたいと改めて感じた瞬間でした。
この実習時も聖子先生からも提案の仕方・洋服の魅せ方などアドバイスを細かくいただけるので学びのボリュームがとてもとても大きかったです!!
もともと自分の好みがかっこいいよりかわいいや柔らかい感じが好きでしたが、年齢とともにそのかわいいが、どの程度が見合っているのか年齢的に大丈夫なのかがわからなくなっていました。
受講して、かわいい女性らしいの表現が単純な洋服の見た目や華やかさではなく
【生地感、シルエット、バランス、イメージ、色】これらから成り立つことを知り、大人のバランスの取れた女性らしさや柔らかさを少しずつですが表現できるようになっている気がします。
そして他で勉強していた時との違いは、なんといってもきめ細やかなフォローをしてくださった事です。
どんな些細な質問にもすぐに答えていただけて、何故そう感じるのかとちゃんと考えさせてくださる事。
質問に対してわかりやすく丁寧に何故の部分まできちんと説明してくださる。
これらのことが自分の中にもきちんと落とし込んでいけて、教科書を広げての知識だけの学びではなく
いろんな状況に応じた対応力や理解力が身に付いていく養成講座だったように感じました。
こちらで学んだことはスタイリストとしての知識だけの学びだけではなかったと思っております。
凛として時にお茶目で時に厳しく、常にあたかく迎え入れてくださっていた聖子先生。
この養成講座はこれからの私が変われるきっかけになったと思います。
言葉だけでは表せられないほど学びと気づきがたくさんの講座でした。
教えていただいた事と私なりの表現を合わせていきながら、誰かの気持ちをそっと後押ししていけるスタイリストになれるように精進していきます。